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調剤料「見直しを」、薬学管理料との関係を整理必須

レポート 2021年11月26日 (金)  大西裕康(m3.com編集部)

2022年度の次期診療報酬改定で、調剤報酬のうち調剤料を大きく見直す可能性が出てきた。厚生労働省は11月26日の中医協総会(小塩隆士・一橋大学経済研究所教授)で、薬局の調剤業務の流れと調剤報酬の関係を示す資料を提示し、対物中心の業務から対人中心の業務への構造的な転換を進める中で、対人業務をより適切に評価していく観点から、調剤料や関連する加算の評価について議論を求めた。委員からは、調剤料で評価しているうち、対物業務や薬剤師の手技によるものを除く部分は薬学管理料として評価するなどの整理が必要との意見が複数出た。また、内服薬の投与日数が増えていくのに伴い段階的に点数が増える仕組みとなっている現状について、投与日数にかかわらず一律にするよう求める意見も出た(資料は厚労省ホームページ)。...