オンライン診療、新指針案をおおむね了承
レポート
2021年11月30日 (火)
岩崎雅子(m3.com編集部)
厚生労働省は11月29日、第19回オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会(座長:山本隆一・医療情報システム開発センター理事長)を開き、新指針案をおおむね了承した。修正は座長一任とし、今後パブリック・コメントを経て新指針を通知する。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対応に伴い2020年4月から始まった時限的・特例的措置が終了次第、新指針が適用される。
新指針案では、初診からのオンライン診療を原則「かかりつけの医師」が行うこととして認め、「かかりつけの医師」を「日頃より直接の対面診療を重ねている等、患者と直接的な関係が既に存在する医師」と定義。過去の受診歴の期間など、指針単体では「かかりつけの医師」を幅広に捉えられるようになっており、今後Q&Aか事務連絡で具体例を例示するかを含め検討する。
かかりつけの医師以外が初診からオンライン診療を行う場合は、「医学的情報が十分に把握でき、患者の症状と合わせて医師が可能当判断した場合」を除き、診断・処方等の診療行為を含まない「診療前相談」が必要になる。...
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