大病院の複数科を再受診、「逆紹介1つ」で選定療養費の徴収可へ
レポート
2021年12月10日 (金)
大西裕康(m3.com編集部)
厚生労働省は、大病院からかかりつけ医機能を担う地域の医療機関への逆紹介を推進する目的で、同一の病院において患者が2つ以上の傷病で同一日に再受診した場合、既に逆紹介が行われている傷病に関する受診が一つでもあれば、「大病院の再診」が対象の選定療養費を徴収できるよう見直す。12月10日、厚労省が2021年の4月から6月にかけて実施した「選定療養に導入すべき事例等に関する提案・意見募集」で集めた内容に基づき提案し、中医協総会(会長:小塩隆士・一橋大学経済研究所教授)が了承した。これまでは、患者が同一日に受診した全ての傷病に関して過去に逆紹介を行っていなければ、選定療養費は徴収できなかった。...
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