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「かかりつけ医」は分かりにくい、支払側が不満示す

レポート 2021年12月17日 (金)  大西裕康(m3.com編集部)

かかりつけ医機能を評価する診療報酬を巡って、中医協総会(会長:小塩隆士・一橋大学経済研究所教授)の支払側委員が不満を募らせている。具体的な問題点としては、「かかりつけ医機能を評価する報酬を算定している医療機関であることについての情報提供が不十分」「『かかりつけ医』に関して、患者と医師との認識にずれがある」「点数設計が複雑で理解しにくい」などが挙がっている。一方、2022年度の次期診療報酬改定では、かかりつけ医機能の評価に関する診療報酬を大きく見直すことはなさそうだ。かかりつけ医機能の評価については、厚生労働省の医政局が設けている「第8次医療計画等に関する検討会」で2022年1月から具体的な検討を始める予定となっており、同議論の結果を反映させるのが事実上不可能なためだ(資料は厚労省ホームページ)。...