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経口薬「切り札に」モルヌピラビル特例承認、入院等リスク48%減

レポート 2021年12月24日 (金)  小川洋輔(m3.com編集部)

厚生労働省は12月24日、米メルク社の日本法人MSDが申請していたモルヌピラビルを特例承認した。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の経口薬が特例承認されるのは初めて。25日午後3時までに発注された分は、26日に発送し、最短で27日には医療機関や薬局に届けられる。国際共同第Ⅲ相試験の中間解析で入院・死亡のリスクが48%減少したことが確認された。日本人への投与実績が少ないため、当面は医療機関による患者のフォローアップとMSDによる全例調査を求める。一方、中和抗体薬ロナプリーブについては、オミクロン株への効果が減弱するとして、投与を推奨しない旨の通知を出す方針を明らかにした。...