「息子への10点加点は賄賂に該当、助成金事業と対価に」検察
レポート
2021年12月27日 (月)
小川洋輔(m3.com編集部)
文部科学省幹部の息子を不正に合格させる見返りに助成金事業に関して便宜を得たなどとして、元東京医科大学理事長の臼井正彦被告ら4人が起訴された贈収賄事件で、検察は12月27日、臼井被告に懲役1年6月、元文科省科学技術・学術政策局長の佐野太被告に懲役2年6月を求刑した。佐野被告の息子の受験について、「10点を加点し、正規合格としたのは賄賂に該当する」と断じ、受験での優遇と助成金事業申請に向けた指導が「対価として成り立つ」とした。2022年2月に最終弁論が行われ、結審する見通し。...
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