合格率91.7％、過去10年で2番目の高さ、2022年医師国試

　厚生労働省は3月16日、第116回医師国家試験（2月5日、6日実施）の合格者を発表した。新卒と既卒を合わせた合格率は91.7％で、過去10年では2番目の高さとなり、新卒は95.0％、既卒は54.0％だった。新卒合格率が100％だったのは自治医科大学のみで、前年の4校より減少した。新卒合格率の最低は東海大学と久留米大学の85.7％だった。 　2021年に続き、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）感染対策のため、厚労省講堂での受験番号掲示は行わず、ホームページ掲載と書面による通知のみで合格発表を行った。 　全体の出願者数は1万353人（うち新卒9473人）、受験者数は1万61人（同9232人）、合格者数は9222人（同8774人）。合格率は男性90.8％、女性93.4％で、合格者に占める女性の割合は2021年の33.6％と同水準の33.7％だった。...