抗原定性検査「臨床的に十分な一致率」、都医が大規模調査
レポート
2022年5月10日 (火)
千葉雄登(m3.com編集部)
東京都医師会理事の黒瀬巌氏は5月10日の定例記者会見で「後向き調査によるCOVID-19抗原定性検査(RAT)とPCR検査の一致率に関する検討結果」を公表した。この調査は2021年3月から2022年2月にかけて実施。都内36の医療機関の協力を得て、同日に抗原定性検査とPCR検査を実施した5638の症例を分析した。黒瀬氏は分析結果を基に、「抗原定性検査というと、早い・安い・簡単だけど信頼性はいま一つと見られやすいが、年齢、自覚症状、発症日からの経過日数にかかわらず臨床的に使える十分な一致率を得られる」と指摘。「もっと幅広く、積極的に使ってもらうことが重要」と述べた。...
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