退職意向医師30人中、9人の慰留に成功 - 日野明彦・市立大津市民病院院長に聞く◆Vol.3
インタビュー
2022年10月7日 (金)
聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)
――済生会滋賀県病院における新型コロナウイルス感染症対応の経験は院長としての仕事にどのように活かされていますか。
先ほどお話ししたように、僕は脳神経外科医ですから、全く「感染症」とは無縁でした。けれど、実際にコロナ対策の仕事を始めてみると、これが意外と面白いと思うようになりました。
もともと、僕はチームプレイが苦手でした。子供の頃から僕のヒーローは、ウルトラマンやブラックジャックなど、たいてい「一匹狼」的なキャラクターでしたから(笑)。でも、コロナ対策は一人では何もできません。多くの人がそれぞれに違う役割を果たしながら、チームとして同じ方向に向かう必要があります。...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。