レセプトオンライン請求義務化訴訟で「勝利宣言」
レポート
2010年2月15日 (月)
橋本佳子(m3.com編集長)
レセプトオンライン訴訟義務化撤回訴訟原告団の総会が2月13日に開催され、「勝利宣言」を行い、国を相手取った訴訟を取り下げることを決定した。2月22日に第4回口頭弁論が予定されているが、その場で正式に取り下げる。 本訴訟は、手書きレセプトで請求を行っている診療所を救済するため、「レセプトをオンライン請求する義務がない」ことを確認することが目的。厚生労働省は2009年11月25日に省令を改正(「レセプト請求、オンラインと電子媒体の選択制に」、厚労省のホームページを参照)、手書きレセプトでの提出が認められるなど、第一の目的が達せられたことから、その後に開催された12月21日の第3回口頭弁論で、訴訟取り下げを検討するとしていた(「レセ・オンライン訴訟、撤回か趣旨変更で継続かは次回決定」を参照)。 総会で挨拶する原告団団長の平尾紘一氏。 改正省令案に対し、2220件のパブコメで再度変更へ 原告団団長の平尾紘一氏は、総会の冒頭、「提訴に当たって、行政訴訟は3割くらいしか勝たないと言われていたので、最高裁まで戦う覚悟を決めて開始した。1000人以上を集めてマスコミ、世論に訴えることが必要だとされたが...
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