1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 地域の基幹病院で働く臨床医の養成目指す - 開原成允・国際医療福祉大学大学院長に聞く◆Vol.2

地域の基幹病院で働く臨床医の養成目指す - 開原成允・国際医療福祉大学大学院長に聞く◆Vol.2

インタビュー 2010年3月12日 (金)  聞き手・橋本佳子(m3.com編集長)

――そもそも、いつ頃から国際医療福祉大学では、医学部新設を検討されているのでしょうか。 医師不足が顕在化してきた2007年に政策研究大学院大学の黒川清教授を委員長に、本学の教員や外部の有識者をメンバーとする「新医学教育制度に関する検討会」を設け、2009年11月に報告書「地域と共に創る医学教育」を公表しています。 今年に入り、「文部科学省が2010年度に新しい医学部の設置の可否を検討」という報道があったので、医学部設置の構想をより具体化するために、北島政樹学長の諮問機関として、「医学部設置準備委員会」を設置しました。 ――定員はどの程度を想定されているのでしょうか。 定員は120人程度で、そのうち30~40人を学士入学者用として想定しています。 ――場所はどこを想定されているのでしょうか。 国際医療福祉大学の附属病院のある、国際医療福祉大学病院(栃木県那須塩原市、大学は大田原市)、塩谷病院(栃木県矢板市)、三田病院(東京都港区)、熱海病院(静岡県熱海市)の4カ所を中心に考えています。 ――医学部設置に当たっては、医師不足の折、教員の確保が容易ではないとの指摘があります。 私どもの大学に...