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レセプト審査の業務・組織体制の見直しに着手◆Vol.1

レポート 2010年4月9日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

厚生労働省の「審査支払機関の在り方に関する検討会」が4月8日開催され、座長には東京大学大学院法学政治学研究科教授の森田朗氏が就任した。社会保険診療報酬支払基金(支払基金)と国民健康保険団体連合会(国保連)における審査支払業務の質の向上、効率化等を推進するために、組織と業務の両面から検討するのが検討会の目的。 会議の冒頭、厚労省保険局長の外口崇氏は、「医療保険の審査支払機関を取り巻く環境は、レセプトの電算化の状況により、大きく変化している。医療費が増嵩を続ける中で、適正な保険診療の確保、貴重な保険料等を原資とする審査・支払業務の効率性への期待がますます高まっている。また行政刷新会議や規制改革関連の会議においても、審査支払機関のあり方について様々な指摘がなされている」と検討会の目的を説明した。「審査支払機関について、このように公開の場で議論をすること、また支払基金と国保連の関係者、ユーザーが一堂に会して議論するのは初めて」(外口氏)。 今後、月1回開催し、年内には一通り議論を終える予定。それを待たずに、議論の過程で改善可能な点については、逐次着手していく。次回は4月22日に開催され、支払基...