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軽症者の救急車利用に選定療養費、医師8割が「賛成」

レポート 2024年2月9日 (金)  佐藤真希(医療ライター)

三重県松阪市が、救急搬送されながら入院に至らなかった場合、患者から「選定療養費」として1件につき7700円を徴収することになった。軽症者の救急車利用に対して選定療養費を徴収する案について、m3.com医師会員に聞いたところ、開業医・勤務医ともに賛成が8割を占めた。一方で、入院に至らなかった場合という条件については、「入院判断へのクレームが予測される」といった懸念から、一律徴収にすべきという声が多数寄せられた。問題と感じた救急車利用の事例として「学校へ行く前に診てもらうため、母親が風邪気味の娘を救急車で連れてきた」「めまいの度に夜中も構わず救急車を呼び、救急車で運ばれたと自慢している」など、さまざまな事例が寄せられた。...