1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 「“医療ツーリズム”は使用せず、が省内のコンセンサス」、足立政務官

「“医療ツーリズム”は使用せず、が省内のコンセンサス」、足立政務官

レポート 2010年5月14日 (金)  聞き手・橋本佳子(m3.com編集長)

民主党が掲げる成長戦略で重要視されている分野の一つが、医療。その議論で「医療ツーリズム」が取り上げられることが多いが、足立信也・厚生労働大臣政務官は「医療ツーリズムという言葉は使うべきではない」と指摘する。「観光と健診のセット」が想起され、商業主義的なイメージがあるなど、足立政務官の構想とは異なるからだ。では、海外からの患者および医療者の受け入れのあり方について、どう考えているのか。足立政務官にお聞きした(2010年5月12日にインタビュー)。 「海外から人が来るのは、世界のトップレベルにある分野」と語る、足立政務官。 ――海外の患者さんなどの受け入れについて、どうお考えなのでしょうか。民主党が描く成長戦略の中でどう位置づける方向で検討されているのでしょうか。 成長戦略は幅広い話なので、海外と医療との関係に絞ってお話すると、観光と健診を結び付けようという発想が、国土交通省や経済産業省などにはある。しかし、私は、観光と健診、つまりメディカルチェックで、海外から人を呼ぶのはかなり難しいと思っています。それにより、国内の流動人口の増加につながるかもしれない。しかし、例えば、温泉があって、そこ...