乳腺外科医事件の今までとこれから(1)
オピニオン
2024年5月18日 (土)
水沼直樹(弁護士、海事補佐人)
風変わりな訴えがあったのは、荒川と隅田川に仕切られた川辺にある、約90床の病院でのことでした。2016年5月、右胸部の良性腫瘍摘出術を受けた直後の女性患者(当時30代前半)が、満床の4人部屋で、回診に来た手術執刀のA医師からわいせつ行為を受けたと訴えました。そのわいせつ行為は、2度にわたり、1度目の回診時には、健側(左)胸部を数分間[1]舐められた、2度目の回診時には、医師が患者の胸部を見ながら自慰行為に及んでいたというのです。...
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