公立4病院に患者戻らず、能登北部に基幹病院設置求める声
レポート
2024年8月9日 (金)
小川洋輔(m3.com編集部)
能登半島地震で大きな被害に遭った公立病院の在り方を考える「奥能登公立4病院機能強化検討会」の初会合が8月8日、石川県庁で開かれ、入院患者数が地震前の54%にとどまっていることなどが報告された。病院長らは患者が大幅に減り経営が厳しい現状を訴えたほか、医師やスタッフの確保が難しいことから規模の大きい基幹病院の設置を求める声も相次いだ。馳浩知事は基幹病院を「一つの選択肢」とした上で、「8月末には9割方の仮設住宅ができるので、医療と介護のニーズが戻ってくるのか見ながら、当面、公立4病院の機能強化に取り組む必要がある」と述べ、具体的な設置方針については言及しなかった。...
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