日本初「Ai専用CT車」を開発、異状死体の死因究明推進に期待
レポート
2010年8月26日 (木)
村山みのり(m3.com編集部)
株式会社フリールならびに財団法人Ai情報センターは、遺体専用の救急診断車「Ai(Autopsy imaging:死亡時画像診断)専用最新鋭16列CT装置搭載車」を開発・サービス開始し、8月24日、都内で記者会見・完成披露会を行った。 今回開発されたAi専用CT車は、全長9.2m、幅2.5m、高さ3.8mで、搭載CTは日立メディコ製ECLOS16列。情報通信ネットワークを用い、画像を読影先に電子配信する。撮影料金は、都道府県警・自治体による年間業務委託の場合は、9-17時の契約では5200万円/年、24時間契約では8300万円/年(Ai専用CT車1台、専用撮影技師1人、専用運転手1人、CT装置フルメンテナンス、搭載車フルメンテナンス込み)、遺族などの個人的依頼の場合は、1体(件)当たりCT検査(撮影込み):全身10万円、画像出力料金(CD-Rなどに保存提出):2000円、運送搬入諸経費:200円/1km(有料道路使用などは実費請求)、画像加工料(3Dなど特殊加工):2万円。Ai読影料金は1件3万円(予定)。この料金体系は、現在の診療報酬におけるCT撮影等の点数や、解剖料金が25万円程度で...
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