集約化進む心臓血管外科、働き方改革や少子化・人口減が後押し
レポート
2025年2月22日 (土)
橋本佳子(m3.com編集長)
第55回日本心臓血管外科学会学術総会が山口県下関市で開かれ、2月22日の特別企画8「心臓血管外科、施設集約化への取り組み」では、成人、小児ともに施設の集約化が進みつつある現状が明らかになった。心臓血管外科手術の症例数の多い施設の方が手術成績は優れるという「volume-outcome relationship」に関するエビデンスは2000年代後半から出ていたが、施設の集約化がなかなか進まなかった。ここに来て医師の働き方改革が集約化を後押しし、少子化・人口減少に伴う患者減少も踏まえ、学会の取り組みが本格化した格好だ。...
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