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東医大、海外渡航者の向けの「渡航者医療センター」を開設

レポート 2010年11月17日 (水)  村山みのり(m3.com編集部)

東京医科大学病院は、今年9月に海外渡航者の健康問題を専門に扱う渡航者医療センターを開設し、11月15日に開設記念講演会「海外渡航と病気の対策」を開催した。同センターは、海外勤務者・旅行者、留学生などを対象に、旅行中の健康指導、滞在先の医療衛生情報の提供、予防接種・予防内服、携帯医薬品の販売・帰国後の診療などを行う専門外来で、大学病院による設置は日本初。 主な診療内容は、(1)海外渡航に当たっての予防接種・薬剤処方、(2)健康診断と持病・生活習慣病相談、(3)帯同小児への健康対応、(4)海外健康診断・診断書作成、(5)英文予防接種証明書の作成、(6)海外派遣企業からのコンサルト・研修の受託、(7)登山者・高山病外来、(8)帰国後の診療、など。原則自費診療で、受診基本料は初回2700円、2回目以降700円に、必要な検査料・処方料・診断書料などを加える。 (1)は渡航先に応じたワクチンの接種やマラリア予防薬の処方などで、輸入ワクチン(腸チフス、髄膜炎、経口コレラなど)も常備する。(2)については、渡航前に相談に応じるほか、滞在地の医療機関紹介も行う。また、今後ウェブサイト上で海外医療機関の地...