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「国立がん研究センター医学会」創設、診療・研究・教育・社会活動を推進

レポート 2010年12月16日 (木)  村山みのり(m3.com編集部)

国立がん研究センターは、「国立がん研究センター医学会」を創設し、12月10日、第1回総会を開催した。同学会は、国立がん研究センター職員の診療・研究・教育・社会活動の向上を目的に創設されたもので、原則として同センターの職員で構成する。現在の参加者数は1731人。今後、年1回の開催を行っていく予定。 冒頭挨拶を述べる、嘉山孝正・国立がん研究センター理事長。 冒頭、発起人である嘉山孝正・理事長は、「4月1日の独立行政法人化以降、昨年や一昨年に比べ、手術件数は約20%、病床稼働率は10数%、論文数は約10%増加した。皆さんの努力に心から感謝する。『年々、庭の桜は同じだが、それを見る人は変わる』という例えがある。組織は永続的に続くが、そこにいる人は変わり、個人のキャリアパスの中で、一つの施設に続けていることは少ない。2-3年、1年など、短期間しかがんセンターにいない人もいるかと思うが、人間はある場所で全力を尽くし、その場所での使命を果たすことが重要だ。“All Activities for Cancer Patients”というミッションを皆さんがどのように果たしているかを、国民、天が見ている」...