レセプト審査手数料、5年後に80円以下目指す
レポート
2011年1月13日 (木)
橋本佳子(m3.com編集長)
社会保険診療報酬支払基金は1月13日の記者会見で、「支払基金サービス向上計画」を公表した(支払基金のホームページPDF:34KB))。これは行政刷新会議の事業仕分けなど様々な場で支払基金のあり方が議論されており、同時にレセプト電子化が進展していることを踏まえた対応。 2011年度から5年間を対象とする計画で、「確立したITを最大限活用する仕組み」に転換し、「社会の要請に応える良質なサービスの提供」と「コスト意識を持った効率的な事業運営」を目指す。コスト削減などを通じて、レセプト審査の手数料は、ピーク時の1997年の107.29円から、2010年度予算では90.24円、2015年度見込みでは80円以下にすることを予定している。主な内容は以下の通り。 【良質なサービスの提供】 1.原審査の充実 (1)コンピュータチェックの充実(原審査査定点数に占めるコンピュータチェックの寄与率の倍増:4割程度→7割程度)、(2)突合点検および縦覧点検の実施(2011年4月から)→原審査請求1万件当たりの保険者の再審査請求件数の半減:100件程度→45件程度 2.審査の不合理な支部間差異の解消 (1)審査委...
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