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「看護師一人開業」、一定の要件下で容認を

レポート 2011年3月7日 (月)  橋本佳子(m3.com編集長)

行政刷新会議の「規制仕分け」が3月6日、A、Bの二つのワーキンググループに分かれて実施された。ワーキンググループAで取り上げられたのは、(1)訪問看護ステーションの開業要件、(2)医薬品および医療機器の審査手続、(3)一般用医薬品のインターネット等販売規制――という3分野(資料は同会議のホームページに掲載)。いずれも同会議の規制・制度改革会議など民主党政権下で議論されてきた内容。7日も他の分野の規制仕分けが行われ、「規制・制度改革に関する分科会中間取りまとめ」(2011年1月26日、資料は同会議のホームページに掲載)と併せて、今年3月末の規制・制度改革の閣議決定に反映される。 「訪問看護ステーションの開業要件」は、24時間対応について近隣の医師などと連携することを条件に、「看護師1人でも訪問看護ステーションの開設を認める」とされた。厚生労働省は、経営の安定性や夜間対応などの必要性から「看護師2.5人以上」という人員基準の必要性を訴えた。これに対し、評価者(国会議員や民間有識者)側からは、夜間対応の必要性は現実には少なく、医療機関等の連携で対応することが可能であるとの指摘がなされた。「看...