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教育を診療科任せにしないために―「内科統括部」立ち上げまで―

オピニオン 2026年5月17日 (日)  菊池航紀(手稲渓仁会病院内科専攻医統括部プログラムディレクター)

この連載では、卒後15年目の感染症科医として、市中病院における内科専攻医教育の「仕組み化」に取り組んできた立場から、特定の個人の自己犠牲や気合に頼らない、持続可能な若手育成システムをどう構築していくかについて述べていきたいと思う。 日本の内科医のキャリアには、ある種の既定路線がある。初期研修2年目までに志望診療科を決め、3年目には大学医局に入局するという流れだ。大学医局には、専門性を深めるための教育の枠組みがあり、その先の進路も比較的見通しやすい。実際、この仕組みが長年、日本の内科医育成を支えてきたのだと思う。...