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「医科・調剤レセプトの突合点検は画期的」、厚労省保険課長

レポート 2011年3月10日 (木)  橋本佳子(m3.com編集長)

社会保険診療報酬支払基金は3月10日、2010年度全国基金支部長・審査委員長会議を開催した。来賓として出席した、厚生労働省保険局保険課長の西辻浩氏は、「レセプトの突合点検は画期的な取り組み。円滑な実施に向けて、私どももサポートしていきたい」と挨拶した。 西辻氏は、審査の複雑化、また医療保険制度の運営が財政的に厳しい状況にあって、「支払基金に求められる役割は大きくなっている」とし、その上で、(1)審査の支部間差異、支払基金と国保連との差異の解消、(2)2011年1月に策定した2015年度までの「支払基金サービス向上計画」の実行、(3)調剤レセプトの審査機能の強化――の3点が重要だとした。「レセプトの電子化によって、審査支払のあり方が大きく変わっている。審査の効率化が求められるのがこれからの流れであり、大きな節目、大変な時期に来ている。支払基金への信頼を確かなものにするために、このサービス向上計画の達成に取り組んでもらいたい」(西辻氏)。 来賓として挨拶する、厚生労働省保険局保険課長の西辻浩氏。 支払基金理事長の河内山哲朗氏も、「支払基金サービス向上計画」を実行する重要性を強調、「来年度か...