「医療機関への発電車の対応、徹底されてない」

蓮舫・節電啓発担当大臣は3月15日の会見で、「被災地の復興に向けて、政府を挙げて努力している。この国難を何とか乗り切ろうと、関係各位が尽力している。東京電力では計画停電を3月14日から実施しているが、一人ひとりが何ができるのかを考え、引き続き協力をお願いしたい」と述べた。 東京電力管轄下で実施されている計画停電では、医療機関などへの影響が懸念されている。この点について、「今回は計画停電を実施するに当たって、病院をはじめ、絶対的に電力が必要なところについて、東京電力から説明を受けている。自家発電あるところはそれで対応する。そのバックアップが必要なところは、発電車を出す、とのことだった。ただし、それが徹底されていないように見える。改めて徹底するように申し入れたい」とコメントした。 「東京電力による3月14日の当初の需給想定イメージ」を説明する蓮舫大臣。 なお、3月14日の計画停電では当初5つのブロックで実施予定だったが、実際に行われたのは、一部の地域のみ。「電力需要のピークは8時から10時の通勤時間帯と、夕方にある。3月14日10時の時点で、想定電力需要は3800万kWだったが、実際には2...