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がん対策推進協議会の新会長、阪大副学長の門田氏

レポート 2011年5月25日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

厚生労働省のがん対策推進協議会の第20回会議が開催され、委員による投票の結果、新会長に大阪大学理事・副学長の門田守人氏が選任された。会長代理は、NPO法人グループ・ネクサス理事長の天野慎介氏が就任。 門田氏を推薦したのは、九州大学第二外科教授の前原喜彦氏。一方、医療法人パリアンのクリニック川越院長の川越厚氏は、国立がん研究センター理事長の嘉山孝正氏を推薦。無記名投票が行われ、出席委員17人のうち13人が門田氏、4人が嘉山氏にそれぞれ投票した。 投票に先立ち、推薦者がその理由を、また門田氏と嘉山氏が自らの考えを述べた。前原氏は、門田氏が、日本医学会副会長であり、これまで日本癌治療学会理事長などを務め、2010年の第69回日本癌学会学術総会では、会長として「大阪宣言2010」をまとめたことなどを挙げた。門田氏は、がん対策協議会は、他の厚労省の会議とは異なり、患者団体の代表が多数参加していることが特徴であるとし、「わが国の行政において、この会議がモデルになっていく可能性がある」と指摘、患者代表、さらには様々な立場の代表の声を踏まえながら、コンセンサス作りを進めるとした。 がん対策推進協議会の...