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「クレーム、言葉の暴力がトラウマに」◆Vol.8

医師調査 2011年9月21日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

◆“クレーマー”患者などについて 勤務医の意見 ・ 真夜中のコンビニ受診や救急車をタクシー代わりとして利用するなど、モンスターペイシェントは、医療費が原則無料である生活保護受給者に多いといった印象が強い。そういった方々が救急医を疲弊させたり、医療費を無駄遣いしている現状は遺憾である。しかし、我々にも生活保護受給者というだけで偏見の目で見てしまう嫌いもある(大学病院、卒後1~10年目)。 ・ どんな業種にもクレーマーやモンスターが一定数います。そのような方々を相手にする専門職員がいれば働きやすくなりますが、一般的な病院ではそのような部署はないことが多いです。クレーマーへの電話対応などを医師がしなければならない状況では、医師の確保は難しいと思います(公的病院、卒後11~20年目)。 ・ 医師も個人契約で信頼関係の築けない患者の診察は断れるようにした方がいい(民間病院、卒後11~20年目)。 ・ 患者、家族からのクレームが、時に言葉の暴力になって、特に若い医師や看護師のトラウマになりかねない事態になりつつあると、うちの病院では対策を考えています(民間病院、卒後11~20年目)。 ・ ごく少数...