最高は予約料7万5000円、初診の特定療養費8400円
レポート
2011年10月5日 (水)
橋本佳子(m3.com編集長)
厚生労働省の中央社会医療保険協議会総会が10月5日開催され、「主な選定療養に係る報告状況」が公表された。2010年7月1日時点で、予約診療を実施している報告施設は400施設で、予約料の最高額は7万5000円、最低は0円で、平均は1317円だった。施設数は2007年248施設、2008年289施設、2009年372施設と着実に増加しているものの、最高額は前年と同じ(資料は、厚労省のホームページPDF:103KBを参照)。 200床以上の病院では、紹介状がない場合に、初診料の一部負担金に上乗せして患者負担を求めることが可能だが、1202施設が徴収、最高は8400円、最低は105円で、平均で1966円だった。報告施設数は、施設数は2007年1162施設、2008年1180施設、2009年1176施設とほぼ横ばい、最高額は前年も8400円。 200床以上の病院が、200床未満の病院あるいは診療所に文書で紹介したにもかかわらず、患者が再診した場合については、109施設が費用を徴収、最高は4200円、最低は210円、平均は868円だった。 また緊急の受診の必要性はないが患者が、自己都合で時間外診察...
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