医師の事務補助体制加算、届出施設は2倍に
レポート
2011年10月9日 (日)
橋本佳子(m3.com編集長)
厚生労働省の中央社会保険医療協議会総会で10月5日、2010年7月現在の「主な施設基準」の届出状況が報告され、「医師事務作業補助体制加算」の届出施設が、2年前の2倍以上に増加したことが明らかになった(資料は、厚労省のホームページPDF:243KBを参照)。 同年の診療報酬改定の重点課題の一つが、病院勤務医の負担軽減。その一環として、「医師事務作業補助体制加算」が大幅に引き上げられた。改定前は、一般病床数に対する医師事務作業補助者の割合が25対1の場合の355点(入院初日1日当たり)が最高だったが、15対1まで評価、点数も810点に。2008年7月は730施設(17万9177床)だったが、2010年7月には1605施設(46万7417床)になり、施設数は2.2倍、病床数は2.6倍にそれぞれ増加。一般病棟入院基本料の届出は5353施設であり、その約3割に当たる。 また、「病院勤務医の負担の軽減および処遇の改善に資する体制」を算定要件とする点数も、3項目から8項目に増加したが、いずれも算定施設が増加している。8項目のうち、チーム医療推進の観点から新設されたのが、「栄養サポートチーム加算」と「...
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