退院後2週間の訪問看護、医療からも可能に
レポート
2011年11月11日 (金)
橋本佳子(m3.com編集長)
厚生労働省の中央社会保険医療協議会総会(会長:森田朗・東京大学大学院法学政治学研究科教授)が11月11日開催され、9日に続き、在宅医療がテーマになり、訪問看護、在宅歯科医療、在宅医療における薬剤師業務について議論した(資料は、厚労省のホームページに掲載、9日の記事は、『在宅療養支援診療所、3パターンの体制を検討』を参照)。 訪問看護については、医療機関からの退院促進、医療と介護との連携という視点の評価が論点。例えば、入院患者が外泊した際、医療機関からの訪問看護は評価されているが、訪問看護ステーションからの訪問看護は対象外。また、退院当日に訪問看護ステーションが訪問しても、退院日の翌日以降に訪問看護を行った場合に合わせて訪問看護療養費を算定する仕組みになっているため、患者が再入院した場合などは算定できない。これらの問題を解決するとともに、(1)退院直後で医療ニーズが高い場合には、訪問看護ステーションの訪問看護に加えて、医療機関からの訪問看護も可能にする、(2)訪問看護ステーションが入院中の患者に、退院後の在宅療養上の指導を行う、などを評価する。 そのほか、訪問看護の推進に向け、(1)規模...
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