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278の医療技術、新規収載・優先評価

レポート 2012年1月28日 (土)  橋本佳子(m3.com編集長)

1月27日に開催された中央社会保険医療協議会総会(会長:森田朗・東京大学大学院法学政治学研究科教授)で、学会などの要望のうち、278の医療技術について、2012年度診療報酬改定で新規保険収載や優先度高く評価することを了承した(資料は、厚労省のホームページに掲載)。内訳は、新規保険収載128件、既に保険収載されており、高い評価を行う技術が150件。 腹腔鏡下手術についても、保険適用の迅速化を図るために、ルールを見直す。従来は個別技術ごとに検討していたが、今後は、腹腔鏡下等手術の施設基準を設けるとともに、(1)外保連試案第8版の技術度区分がC群およびD群の手術、(2)開腹手術棟が保険適用されている、という条件に該当した場合には、原則保険適用する。ただし、技術度区分E群などの場合には、従来通り個別に保険適用の可否を検討する。2012 年度診療報酬改定では、このルールに基づき、37件を保険適用する(うち11件は、前述の278件と重複)。 さらに、先進医療(第2項先進医療技術)については、2010年6月までに承認され、実績報告がある89技術のうち、CTガイド下気管支鏡検査をはじめ、23技術が保険...