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「金曜日入院、月曜日退院」、入院料8%減額

レポート 2012年2月10日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

2012年度診療報酬改定では、入院の効率化の観点から、「金曜日入院、月曜日退院」の患者が多い病院などへの入院料の引き下げが行われた(資料は、厚労省のホームページに掲載)。 対象は、「金曜日入院、月曜日退院」の割合が40%を超える医療機関で、手術などを行わない土日曜日の入院基本料を8%減額する(『「金曜日入院」「月曜日退院」にムダあり?』を参照)。また「午前中退院」の割合が90%を超える医療機関で、30日以上入院している患者についても退院日の入院基本料を8%減額。もっとも、これらの要件に該当する医療機関数は少ないと考えられるため、これらの点数は、「金曜日入院、月曜日退院」や「午前中退院」をけん制する意味合いが強い。 一般病棟の7対1入院基本料の算定要件も見直され、平均在院日数の要件は19日以内から18日以内に短縮、看護必要度の基準を満たす患者の割合も「10%以上」から「15%以上」に引き上げられる(『7対1は平均在院日数を短縮、看護必要度も引き上げ』を参照)。また入院基本料等の「栄養実施管理加算」(1日12点)、「褥瘡患者管理加算」(入院中1回20点)は削除され、入院基本料等に包括される...