保険薬局でのポイント付与禁止、半年延期

2月10日の中央社会保険医療協議会総会（会長：森田朗・東京大学大学院法学政治学研究科教授）で、当初は今年4月実施予定だった保険薬局における調剤一部負担金に対するポイント付与禁止を半年間延期し、今年10月から実施する方針を決定した（資料は、厚労省のホームページに掲載）。現行で調剤ポイントを付与している保険薬局が相当程度あるため、禁止規定を明確化した上で、周知および準備の期間を確保することが目的。 ポイント付与については、実質的に一部負担金の減額に当たることから、中医協で禁止を決定。2012月1月10日から1月31日までパブリックコメントを求めていたが、計1万3863件の意見が集まり、「一部改正案に反対」が圧倒的多数で1万3008件に上り、「一部改正案に賛成」は855件にとどまった。 反対意見として挙がったのは、「クレジットカード・電子マネーは禁止しないというのは、整合性がない」（2788件）、「ポイント付与をしているのは自己負担分なので、医療保険制度上、問題はない」（1557件）、「ポイント付与は生活者・消費者のメリットであり、それを禁止するべきではない」（1374件）、「ポイントは経済...