1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 15万人規模のコホート、延べ医師300人参画

15万人規模のコホート、延べ医師300人参画

レポート 2012年4月6日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

文部科学省の「東北メディカル・メガバンク計画検討会」の第1回会議が4月5日開催された。本検討会は、東北大学が中心となって実施する「東北メディカル・メガバンク」の計画に対し、提言を行うのが目的。今後、4~5回会議を開催し、5月末に提言をまとめる予定。 第1回会議では、東北メディカル・メガバンク機構長の山本雅之氏が、詳細な事業計画を説明(『「東北メディカル・メガバンク機構」、2月1日発足』を参照)。同メガバンク計画は、2011年度第3次補正予算(約158億円)でスタート、2012年度の復興予算(約56億円)でも計上されている。東日本大震災の被災地の復興のため、医療支援とバイオバンク構築を通じた先端研究などを進めることが目的。2011年12月に閣議決定した、「日本再生の基本戦略」でも、本事業の推進が提言されている。 メガバンク計画は、二つの事業から成る。(1)厚生労働省と総務省が管轄する、地域共有型の電子カルテなどの開発を進める「地域医療情報連携基盤」の構築、(2)文科省が管轄する「健康調査、バイオバンク構築、解析研究」であり、相互に連携して進める。本検討会は、後者の計画を精査し、提言するの...