「国保連・支払基金の統合」支持、保険者の3割
レポート
2012年5月12日 (土)
橋本佳子(m3.com編集長)
5月11日の厚生労働省の社会保障審議会医療保険部会(部会長:遠藤久夫・学習院大学経済学部教授)で、「審査支払機関の在り方について」(保険者へのアンケート)の中間報告が公表された(資料は、厚労省のホームページに掲載)。 それによると、国保連と支払基金の統合について、「統合すべきである」(被用者保険40.6%、国保・後期高齢者19.3%、全体29.1%)との回答が、「統合すべきではない」との回答(同14.7%、13.2%、13.8%)を上回ったものの、「どちらとも言えない」(同44.8%、67.6%、57.0%)が最も多いという結果だった。 本アンケートは、2012年4月に全保険者を対象に実施。3449保険者のうち、5月9日までに集計した2498保険者分(回答率72.4%)の回答結果を公表した。 アンケートには様々な意見が寄せられたが、「どちらとも言えない」の理由として、「判断材料が乏しい」「保険者にとってのメリット、デメリットが分からない」など、現時点では議論が整理されていないことを指摘する声が上がった。 また「統合すべき」理由は、被用者保険の意見としては、「支払基金に国保連を統合」「効...
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