順天堂・天野教授が辞退、仙台厚生病院副理事長
レポート
2012年6月13日 (水)
橋本佳子(m3.com編集長)
財団法人厚生会仙台厚生病院は、6月12日の理事会で、順天堂大学心臓血管外科教授の天野篤氏の副理事長への就任を決定する予定だったが、天野氏が辞退したことから見送りになったことを明らかにした。 天野氏は2006年以降、仙台厚生病院で月1回程度手術を行い、この4月からは非常勤で心臓血管センター長に就任、月2~3回程度同病院に来て、手術や医師らの指導を行っていた。5月からは厚生会の理事に就任。副理事長は辞退したものの、今後も理事と心臓血管センター長は継続する。 厚生会理事長の目黒泰一郎氏は、「残念だが、今後も心臓血管センター長は継続し、診療支援をしてもらえるとのことで、その点については安心している」を語る。 目黒氏と天野氏の関係は1994年にさかのぼる。目黒氏が、当時、新東京病院に勤務していた天野氏に、難しい冠動脈バイパス手術などを必要とする患者を紹介したのが始まりだった。患者紹介は継続された上、前述のように、2006年からは月1回程度の頻度で天野氏が仙台厚生病院に来て、手術をするようになっていた。 目黒氏が、天野氏に心臓血管センター長のほか、副理事長への就任を依頼したのは、トップとして適任で...
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