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自覚症状から受診「1週間以上」が半数

レポート 2012年9月13日 (木)  島田 昇(m3.com編集部)

厚生労働省が9月11日に発表した「2011年受療行動調査(概数)の概況」によると、自覚症状のある外来患者の受診までの期間は、「1週間以上」とした人が48.2%と半数近くに達することが分かった(資料は、厚労省のホームページに掲載)。受療行動調査は3年に1回実施しているが、自覚症状から受診までの期間を質問したのは、今回の調査が初めて。 外来受診で「自覚症状があった」と回答した人は58.5%、「自覚症状がなかった」は24.8%。自覚症状があった人の中で受診までに「1週間以上」とした人に理由を聞いたところ、「まず様子をみようと思った」が62.6%と最も多く、次いで「医療機関に行く時間の都合がつかなかった」が17.2%、「医療機関に行くのが面倒だった」が9.5%などの順だった(複数回答、「その他」は除く)。 調査は、岩手県、宮城県、福島県を除く全国の一般病院から抽出した500施設を利用した患者が対象。2011年10月18日から20日の3日で行い、有効回答数は15万620人だった。 セカンドオピニオン、8割満足 自覚症状に関連する質問のほか、今回の調査で新たに(1)セカンドオピニオン、(2)医師か...