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適応外使用、14事例が可能に

レポート 2012年9月25日 (火)  池田宏之(m3.com編集部)

支払基金は9月24日の記者会見で、新たに14事例の適応外使用について「55年通知」に基づき、保険診療で使用可能とすることを公表した(資料は、支払基金のホームページに掲載)。支払基金は2010年10月に、厚生労働省から804の事例について審査の依頼を受けて、審査情報提供検討委員会で検討してきたが、今回の追加で、「55年通知」による適応外使用が認められた医薬品は211事例なった。2010年10月に厚労省から受けた依頼の審査は、今回で終了する。 今回認められた14事例は、小児科10事例、神経科2事例など(アミトリプチリン塩酸塩、チザニジ塩酸塩、オルプリノン塩酸塩水和物、デノパミン、ミルリノン、アテノロール、ピルシカイニド塩酸塩水和物<内服薬>、ピルシカイニド塩酸塩水和物<注射薬>、メキシレチン塩酸塩、ランジオロール塩酸塩、カルベジロール、リュープロレリン酢酸塩、イミプラミン塩酸塩、アンピシリンナトリウム・クロキサシリンナトリウム水和物)。 「55年通知」とは、副作用報告義務期間または再審査が終了した医薬品について、薬理作用に基づいて使用した場合には、適応外処方についても保険請求を認めるとした...