「ホームページに掲載はダメ」、事項を整理
レポート
2012年9月30日 (日)
橋本佳子(m3.com編集長)
厚生労働省は9月28日、医療機関のホームページに関するガイドラインを公表した(資料は、厚労省のホームページに掲載)。「ホームページは引き続き、法規制の対象にしない」とした上で、ホームページに起因するトラブルを避けるために、「掲載すべきでない事項」と、自由診療を行う医療機関の場合に「記載すべき事項」を整理、「営利を目的としてホームページにより、国民や患者を不当に誘引することは厳に慎むべき」と求めている。 本ガイドラインは、「医療情報の提供のあり方等に関する検討会」の議論を踏まえて作成された(『「手術件数は日本一」、事実でも掲載はダメ』を参照)。本検討会は2012年3月に報告書を作成、その後、パブリックコメントを求めていた。 ガイドラインは、美容医療などの自由診療の医療機関の誇大広告、不当に患者を誘引する広告などを規制するのが主たる目的だが、「インターネット上の医療機関のホームページ全般を対象とする」としている。医師等の個人のブログは対象外だが、勤務先の医療機関にリンクやバナーを張るなど一体的に運営している場合には、本ガイドラインを踏まえるべきだとしている。 ホームページに記載すべきでない...
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