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突合点検の査定点数が減少傾向

レポート 2013年1月29日 (火)  池田宏之(m3.com編集部)

支払基金は1月28日の定例記者会見で、2012年3月から開始した突合点検と縦覧点検の同年11月までの実績を公表した。支払基金が行う突合点検の原審査点数は、開始当初1万点当たり3点を超えていたが、2012年の7月以降は2.0 点前後で推移、原審査と再審査の合計点数も開始当初の6.5点前後から、11月には5.3点まで低下しており、「病院や薬局が注意を払うようになったのではないか」と、支払基金は突合審査の効果が表れていると見る。 縦覧点検では、1万点当たりの原審査の査定点数が2012年3月時点で0.4点だったのが、2012年8月以降は0.8点で推移。再審査点数は2012年7月以降2.9点だったのが、少しずつ低下し2012年11月には2.5点となった。縦覧点検については、2012年3月以降、原審査と再審査点数の合計が3.5点前後で推移していて、大きな変化はない。 支払基金が医科・歯科と調剤のレセプトを照合する突合点検、過去のレセプトと照合する縦覧点検を原審査、保険者等の請求を受けて行う突合・縦覧点検を再審査と言う。再審査までには、通常半年かかるケースが多く、レセプト請求月ごとの査定点数について...