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実践的な情報・課題共有が連携のカギ◆Vol.3

スペシャル企画 2014年11月14日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

「こんにちは」 「お疲れさまです」 10月20日の午後、京都市左京区役所の会議室で開催された「左京区事業者連絡協議会」。医療・介護保険関係の施設、在宅の事業者のサービス担当者などが、続々とお互いにあいさつを交わしながら、会場に入っていく。集まったのは100人以上。多くが、お互いに顔見知りの関係だ。中には、在宅医療に取り組む医師の姿もある。地元の左京医師会からも、担当理事のほか、会長、副会長らが出席した。 山際哲夫氏が会長を務める左京医師会は、「在宅協力医リスト」を作成するなど、在宅医療に熱心。 マネジメントから現場まで横のつながり 京都市左京区は、京都府内でも、地域包括ケアシステムの構築に熱心に取り組む先進的な地域。医療や介護、福祉の垣根を超えた連携がうまく機能している秘訣は、管理者レベルあるいは現場の担当者など、さまざまなレベルで、情報交換や問題解決などのために会議を開催していることだ。 その中で、サービス提供の現場に最も近い担当者が集まるのが、「左京区事業者連絡協議会」だ。8月を除き、毎月1回開くほか、講演会と懇親会を行う例会も年2回、開催している。その歴史は古く、左京医師会に19...