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警察幹部の手紙、「憤りを感じた」◆Vol.3

スペシャル企画 2015年1月9日 (金)  司会・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

※大野病院事件スペシャル対談のバックナンバーはこちら ――警察からの連絡は、突然だったのでしょうか。 加藤 そうです、突然ですね。 ――「家宅捜索が入る」という連絡だったのでしょうか。 加藤 そうです。「今週の土曜日」と。 ――「土曜日」と指定されていたのですね。 加藤 指定されていました。念のため、何かあったらと思い、(福島県立医大産婦人科の)医局の准教授に「家宅捜索が入る」と連絡をして、バックアップをお願いした。近くの病院の先生にバックアップに入ってもらうことも取り付けました。 加藤克彦氏と安福謙二氏の対談は、約4時間半に及んだ。 ――焦ったりとか、弁護士に相談するなどはされなかったのですか。そうではなく、まずは入院患者への対応がメーンで……。 加藤 バックアップがメーンでしたね。家宅捜索を受けて、「富岡署まで来てくれ」ということで、車はパトカーではなく、普通車だったのですが、後部座席に両隣に2人の警察官が座り、大人3人で乗りました。署内に入る前に、大学の准教授に電話をしておこうと思って、「詳しく話を聞くと言われ、警察署に連れてこられました。行ってきます」という感じで話をした。取調...