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「経営努力しても赤字」に怒り、国立大学病院

レポート 2015年6月23日 (火)  池田宏之(m3.com編集部)

国立大学附属病院長会議は6月22日、2014年度の病院の決算見込みを公開した。外部資金の収支を除くと、全体で84億円の赤字で、消費税率8%引き上げに伴う補填の不足が54億円という試算となった。大学病院においては、設備投資を減らす対応をしているものの、「経営努力しても赤字になるのは許せない」との声も出ていて、今後解消の方法を模索する。 集計の対象は42大学の45病院。消費税率8%引き上げに伴う補填の不足は全体で54億円、5億円を超えたのは9病院という結果となった。消費増税による支払増は、全体で171億円と見込まれる中、補填率は「40%」という試算で、1病院当たり平均で約1億3000万円を持ち出している結果となった。また、DPC係数の低下の影響は11億円の赤字、難易度の高い手術料引き下げの影響は2億円の赤字と試算した。 赤字の減少に向け、大学病院は、設備投資を減らす方向に動いている。2012年度、2013年度ともに250億円超だった設備備品費は、2014年度には、約34%減の168億円となった。千葉大学医学部附属病院長の山本修一氏は、「本来なら700億円分から800億円分の更新が必要と考え...