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外科の待遇改善、「医師と施設の集約化必要」

レポート 2016年5月3日 (火)  成相通子(m3.com編集部)

第116回日本外科学会定期学術集会(大阪市)の4月14日の特別企画「外科医の待遇―明るい未来のために―」で、元東北薬科大学病院長の田林晄一氏が基調講演で「地域医療構想や新専門医制度においては、外科医や施設の数のコントロールと集約化が必要だ」と指摘した。 講演した元東北薬科大学病院長の田林晄一氏(左)。 同企画は、福岡和白病院院長の富永隆治氏が司会を務め、冒頭で「若手の外科学会への参入が少ない。その理由の一つが、外科医の待遇が十分ではないこと。手術に関する評価はまだ低く、手術の診療報酬が上がって病院の収入が増えても、外科医の待遇改善まで行っていない。今後も(待遇改善を)主張し続けないといけない」とあいさつした。 基調講演で田林氏は、日本の高い医療レベルは、勤務医や病院職員の献身的な働きなどで維持されてきたものの、努力も限界に達しつつあると指摘。少子高齢化や高度化する医療技術、業務量の増加に対する医療システムや教育体制、病院機能の集約化、多職種共同体の構築の遅れなどを背景に、「外科分野では教育体制や労働処遇等に大きな支障を来している」と警鐘を鳴らし、待遇改善のためにも地域医療構想や新専門医...