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県別医師給与、推計の全国平均は1098万円

レポート 2016年6月3日 (金)  成相通子(m3.com編集部)

厚生労働省の「2015年賃金構造基本統計調査」で、都道府県別の医師の賃金が公開されている。年収に換算したところ、医師の全国平均は約1098万円で、2014年調査の約1150万円より約52万円低く、平均年齢は40.0歳で前年より0.8歳若かった。 年収の推計値が最も高かったのは岩手県で約1851万円、最も低かったのは大阪府で約816万円だった。ただし、岩手県の平均年齢56.1歳だったのに対し、大阪府35.1歳で大きな開きがある。全体的な傾向として、医師不足地域は平均年齢とともに年収の推計値も高く、都市部はいずれも低い結果となった(資料は厚労省のホームページ)。 調査は、2015年7月に、医療や福祉などを含む16大産業の民間事業所を対象に、一定の方法で抽出。10人以上の常用労働者を雇用する5万785の事業所を集計対象とした。医療機関の場合は、国立病院機構と都道府県、市町村立の病院など地方公営企業の運営する病院以外が対象で、国立大学法人や学校法人なども含まれる。質問事項は2015年6月の賃金と、2014年1年間の賞与を含む特別給与額、年齢や超過勤務時間など。年収の推計値として、「2015年6...