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帝王切開で死亡、高裁が認定した事実◆Vol.1

レポート 2016年6月20日 (月)  成相通子(m3.com編集部)

東京高裁で5月26日、2008年に静岡厚生病院(静岡市)で帝王切開手術を受けた後に死亡した妊婦(当時24歳)の遺族が、病院を運営する「JA静岡厚生連」と手術をした医師3人に損害賠償を請求した訴訟の控訴審判決があり、富田善範裁判長は、死因との因果関係を認めなかった一審を取り消し、病院側に約7490万円の支払いを命じた。病院側は6月10日までに最高裁に上告した。 控訴審判決で認定された事実と判断を2回に分けて詳報する。 【訂正】2016年6月21日 当初の記事で「病院で、RBCの基準範囲は3.8~4.8、Hgbは34~45 g/dl」とあったのは、「RBCの基準範囲は3.8~4.8、Hgbは12~15、Hctは34~45」の間違いでした。その他、表現等を訂正いたしました。お詫び申し上げます。 ■事件の経緯 2008年4月に当時24歳だった妊婦が 、同病院で帝王切開手術を受けた後、死亡した。2014年12月の静岡地裁判決では、「妊婦に対して抗ショック療法および抗産科DIC療法を開始するべき義務があったが、違反した」として、医師らの過失を認定したものの、当時の医療水準の治療では、医師らが救命す...