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うつ病を診断支援、“精神科薬の危機”も救う

レポート 2017年1月11日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

技術革新が進む代表例が、AI(人工知能)。医療も例外ではない。厚生労働省は2016年末、「Aiを用いた診療支援技術を確立し、2020年度までの実装を目指す」との目標を掲げ、政府の「未来投資会議」に提出した。 医療は「ビックデータの宝庫」とも言われ、AIの活用が期待される分野。現時点でどんな研究が進みつつあり、医療はどう発展し得るのか、AI活用の問題点や限界は何か……。シリーズで、お届けする。 治療開始の判断が医師によって異なり、治療開始のタイミングが不明確……。 現在の治療が効いているのか、薬剤を変更すべきかが分かりにくい……。 薬のプラセボに対する効果が不明確で、治験がうまくいかない……。 うつ病や認知症をはじめとする精神科疾患では、画像や検査データでの客観的評価がしにくいため、さまざまな問題が付きまとう。この問題解決に向け、2015年11月からスタートした研究が「PROMPT」(Project for Objective Measures using computational Psychiatry Technology)だ。研究代表を務めるのは、慶應義塾大学医学部精神神経科専任講...