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「研究テーマに興味なかった研究者たち」、桑島巖・J-CLEAR代表理事に聞く

インタビュー 2017年4月4日 (火)  高橋直純(m3.com編集部)

降圧剤を巡る京都府立医科大学での医師主導臨床試験の論文データ改ざん事件で、東京地裁は薬事法(現医薬品医療機器法)違反(虚偽広告)に問われたノバルティスファーマ社と元社員に対して無罪を言い渡した(3月29日に検察が控訴。判決は『元社員、ノバ社ともに無罪、「改ざんあるも、罪に当たらず」地裁判決』を参照)。 ほぼ全ての公判を傍聴した『赤い罠―ディオバン臨床研究不正事件』の著書で、NPO法人臨床研究適正評価教育機構(J-CLEAR)代表理事の桑島巖氏(東京都健康長寿医療センター顧問)に一連の問題を振り返っていただいた。桑島氏は疑惑の対象になった論文の研究者たちを「研究資金集めや医局の団結を図る目的で、研究テーマに興味がなかった」と厳しく指摘した(2017年3月21日にインタビュー)。 ――桑島先生は40回にも渡った東京地裁での公判のほとんどを傍聴されていました。まず、無罪判決についてどのように受け止められたでしょうか。 臨床研究適正評価教育機構代表理事の桑島巖氏 率直に言って、無罪になったのは非常に残念です。裁判所の判断は、論文を作成・投稿・掲載する行為は薬事法の規制対象に当たらないとしました...