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尾崎都医会長、2期目が始動、タバコ、五輪対策を重視

レポート 2017年7月21日 (金)  高橋直純(m3.com編集部)

東京都医師会の尾崎治夫会長は7月20日の定例記者会見で、6月から都医会長として2期目がスタートしたことを受け、「東京五輪、2025年に向けて医療提供体制など、たくさんの困難な課題が待ち構えている。少なくとも2年間は、東京の医療をしっかりするために集中したい」と所信表明をした。 東京都医師会の尾崎治夫会長 尾崎会長は2015年に都医師会会長に就任。2017年6月の都医代議員会で2期目が決まった。 2期目の重点施策として、7項目を掲げている。 1.疾病予防としてのタバコ対策と介護予防としてのフレイル対策を徹底し、高齢化がさらに進む東京都で真の健康寿命延伸を目指す。 2.構想区域(従来の二次保健医療圏)にとらわれない医療提供体制の構築と各種事業の展開。 3.病院救急車による高齢者搬送システムを核とした在宅医療支援体制の確立。 4.東京オリンピック・パラリンピックに向けて求められる医療提供体制の確立(熱中症、感染症、訪日外国人医療等)と関係機関との連携。 5.生涯をつなぐ保健という観点からの母子保健(乳幼児保健)、学校保健、産業保健、老人保健の見直し、および健診・検診制度(特定健診の適用年齢・...