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医師遺族、一審に続き敗訴、奈良の勾留医師死亡事件

レポート 2017年12月1日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

大阪高裁(高橋譲裁判長)は12月1日、奈良県の山本病院に勤務していた男性医師(当時54歳)が奈良県桜井警察署に勾留中の2010年2月、呼吸停止になり搬送先病院で死亡した事件で、一審の奈良地裁判決と同様に、遺族側の損害賠償請求を棄却した。 遺族側は、「急性腎不全に起因する多臓器不全」と主張していたが、大阪高裁はこれを否定。「罹患していた心臓の疾患に起因して死亡した可能性も相当程度高い」と判断した。 遺族側代理人弁護士の小泉哲二氏は、判決後に記者会見し、「判決前は恐らく勝訴すると予想していた。大阪高裁がまともに事実認定したとは思えない。とてつもなくいい加減な事実認定であり、全く納得、理解ができない。どんな立証をしても、最初から結論ありきだったのではないか」と述べ、上告し最高裁で争うと説明した。なお、遺族側は勾留中に医師が警察から暴行を受け、それがもとで横紋筋融解症、急性腎不全等に至ったと推測しており、それを確認するために勾留中の様子が分かる「留置管理記録」の開示を申請していたが、奈良地裁と大阪高裁のいずれでも認められなかった。 遺族も、「最高裁に即、上告したい。7人の先生方が意見書を書いて...